横溝屋敷の門松は、 これまでの年は独特の創作門松を飾っていたのだが、 今年はオーソドックスな 3 本竹槍型に立ち返ることにしたみたいだ。 それでも、 独特なことには違いはなかった。 3 本竹槍の裾に松を巡らして藁で囲むのは横浜型なのだが、 松の葉が下を向いている。 横浜型では上を向くのが通例だ。 さらに、 正面に赤い実付きのマンリョウを葉付きでさしてあった。
海幸山幸
2020年01月04日 日南市
日南線を走る特急列車「海幸山幸」が飫肥駅に入ろうとしているところ。 日南線には非電化単線という希少価値が生じてきた。 海幸山幸は 2 両編成のディーゼル気動車で、 上り側が海幸、 下り側が山幸になっている。 指定席と自由席がある。 以前は、 飫肥駅に入ると、 やれ太平踊りだの、 地元の土産物だのと、 歓迎式をして、 飫肥城まで専用バスが出たりしていたのだが、 10周年ともなると、 派手なことをしなくなっていた。
門松
2020年01月03日 日南市
飫肥にある旧高橋源次郎家にも 3 本槍型門松が飾ってあった。 小柄な門松で、 槍の先端は斜めにカットしてあった。 節は下側に露出し、 笑っているように見えて目出度い。 松竹梅が揃えてあり、 実付きのナンテンが賑やかだ。 赤い実のセンリョウも飾ってある。 残念ながら、 新正月では、 梅が細枝なことだ。 旧正月なら梅に花が咲いていることだろう。
門松
2020年01月02日 日南市
飫肥の町で長年に渡って 3 本竹槍型門松を飾り付け続けてきた舞鶴公民館の門松の竹槍の先端の処理は独自だ。 竹は斜めに切り落としてある。 断面の楕円の下側に節が見えるように切ってある。 槍の先端は水平にカットしてあって槍の先は尖っていない。 断面は、 なんとなく、 髭を生やした翁が笑っているようにも見える。 斜めに切って先を水平に落としてあるのは、 大口商店街の門松と同じである。
門松
2020年01月01日 日南市
帰省先の日南市では、 3本竹槍型の門松は珍しい。 覚えている限りでは、 子供の頃から飾ってあったのは愛宕神社に向かう途中にある公民館だけだった。 今は 3 本槍型門松がいくつか増えてきた。 お城の資料館の入り口にも、 毎年、 宮崎市の流儀にならった門松を置くようになった。 宮崎市の門松は、 松竹梅にナンテンの実を添えて、 それ以外にも好みで賑やかに華やかに飾り立てられる。
門松
2019年12月31日 横浜市鶴見区(28日撮影)
健功寺の門松は、 3本竹槍の裾のぐるりに松の枝をたくさんギュウギュウに簀巻にしてある。 土台はあるのかないのか外からは見て取れない。 竹槍の先端は斜めに落としてあるのだが、 節を外し、 目にならないようにしてある。 松と竹と藁だけで作ってあって、 ストイックな印象がある。
門松
2019年12月30日 横浜市鶴見区(28日撮影)
馬場花木園の門松は、 3本の竹槍の横に、 1本の松の剣が立っていた。 松の剣は堂々とした立派な枝を使っていた。 さらに、 藁で囲んだ土台の上面を、 松の葉で蓋をしてあった。 それらだけでは、 もの足りなかったみたいで、 彩りを添えるために紫色の菜っ葉と、 赤い実のついた枝を刺してあった。 門松は低く、 松の剣と竹槍は同じぐらいの高さになっていた。