シュロの花のことを自分はゴールデン・ウィーク・フラワーと勝手に読んでいる。黄色で、5月の連休の頃に咲くからだ。これに良く似たさらに大きな花をこの時期につける植物はビロウ。シュロは横浜に良く植えてあるがビロウはめったにない。こちらの冬を越せないのかもしれない。東横フラワー通りと三ツ沢せせらぎ緑道を結ぶ遊歩道に何本か植えてあるシュロが既に花をつけていた。
藤花
2009年04月25日 横浜市西区(23日撮影)
藤が薄紫の花を垂らす季節になった。藤は見上げるように仕立てるのが普通のようだ。写しづらい。横から撮れると花の密度が上がっていい感じだろうに。そういう場所を探していて、昨年の夏に伊勢山皇大神宮の駐車場の屋上広場に上がる階段の横に藤がぶらさがることに気がついた。そういうわけで、あちこちで咲きだした一昨日に坂を登ってみた。でも、階段よりも棚が張り出していて、良い構図にはならなかった。
野原
2009年04月24日 横浜市金沢区(19日撮影)
称名寺の裏手と右手に、まるで童話に出てくるような野原がある。広葉樹の雑木の崖に囲まれて真っ平らな草地が広がっている。草地にはポツポツと絶妙な間隔で木が生えていて木陰を作っている。では、左手は? 崖の壁が迫り、それを乗り越えた向こう側の谷に金沢文庫がある。
桜木町高架下
2009年04月23日 横浜市中区
桜木町高架下の補修工事が完了し再び通れるようになった。壁の絵は工事のときに壁の表面ごと撤去された。化粧しなおした高架下は綺麗さっぱりつるつる清潔で、以前のような陰気さがなくなった。この方を好む人も多かろう。落書きするなよと張り紙がさっそく張り出されている。落書きをされたくなければ、警告も大切だが、同時に頻繁に掃除することだろう。放置されていると悟られると落書きが始まるものだ。
称名寺の反橋
2009年04月22日 横浜市金沢区(19日撮影)
称名寺の池にかかる木造の橋が老朽化のため一部撤去されてから3年目の春に復元されて元の姿に戻った。構造部に何を使っているのだろうかと、しげしげと眺めてみたけど、塗装に隠れて何の木を使っているのか判別できなかった。横浜大桟橋で使っているのは南米産の腐りにくい外材だが、さすがに国指定文化財の橋は国産材を使っているのだろう。
望欣台の碑
2009年04月21日 横浜市神奈川区(20日撮影)
現代の横浜駅周辺は昔から陸地だったような顔をしているが、明治初期にはまだ海だった。神奈川と桜木町の間を海の中を突っ切って鉄道路線用の細長い埋立地を作ったのが始まりで、事業を担当した実業家が高島嘉右衛門。死して地名を残し、高島町の地名が横浜駅近辺にある。晩年に居を営んだ高島台の公園に石碑も残っている。石碑の横に立つ市の説明文には、この人物が易卦に傾倒していたことを記していなかった。
反町陸橋
2009年04月20日 横浜市神奈川区
東横線が地下に潜る前、反町駅に隣接していた陸橋跡の横断歩道化工事が急に進みだした。切り落とされていた片側に階段が取り付けられ、脇にはエレベータもくっついた。橋桁もペンキを塗り替えてピカピカになった。駅のホームだったところは、整地されて花壇を作っている最中だ。とはいえ、階段と陸橋には柵がとりつけられておらず、工事が終わる気配はない。