アカメガシワの雄花が咲いていた。 雑木をわざわざ植えるとは考えにくく、 勝手に生えてきたのではなかろうか。 まだ若木だ。 そのうち伐採されるかもしれない。 カシワの代わりに、 これの葉で食べ物を包んだ地もあるそうで、 名前にカシワの語が入っている。 そうはいっても、 カシワに比べると葉は桁違いに大きい。 カシワ餅のような使い方はしなかったのだろう。
イワタバコ
2023年05月27日 横浜市鶴見区
イワタバコの花は指先の幅と同じぐらいの大きさで、 濃い紫色の中に橙色の輪っかが入っている。 馬場花木園のイワタバコは一番手の花が花びらを開いているところだった。 これまで通路の逆向きに花が開きがちだったのが、 今年は通路に向かって開くつもりになったみたいだ。 イワタバコは北鎌倉の谷戸のお寺の岩肌にたくさん張り付いていたものだが、 感染症拡大から見に行っていない。
ナツメ
2023年05月26日 川崎市川崎区
ナツメの花は小さくて目立たない。 芳香もない。 色は枝と同じ緑。 細い枝にまるで虫に擬態しているかのように咲く。 日暮れ時、 川崎駅まで歩いて帰った。 タチアオイが花を並べ、 アジサイのガクが色づいてた。 花々は梅雨に入った気分になっている。 JR川崎駅は混雑が酷く、 改札の手前からホームに降りるまで、 ワイヤレス・イヤホンがほとんど鳴らなくなる始末だった。 すし詰めを覚悟していたが、 東京からやってきた下り電車は空いていた。
スイレン
2023年05月25日 横浜市神奈川区(20日撮影)
白幡池の水面にスイレンの葉が広がっていた。 スイレンの葉は水面ぴったりに浮いているものと、 少し水面から浮き上がって広がっているものがある。 おもしろいことに、 ぴったり浮かんでいる方は表面に雨水がたまりにくく、 浮かび上がっている方が雨水がたまっていることがある。 おそらく、 水をはじける葉が水面にぴったり浮かぶことができているのだろう。 そうでない葉は、 やがて水没して姿を消すのかもしれない。
ザクロ
2023年05月24日 川崎市川崎区
ザクロの緑の中に橙色の花が輝きだした。 先週のつぼみが次々と開いて、 花が増えた。 橙色の大ぶりの花びらに囲まれて、 数え切れない本数の金色のおしべがぎっしりと詰まっている。 中心に異様に太いめしべが一本伸びている。 めしべが太いのは当然で、 花の内部の大量の子房へとつながっているためだ。
タイサンボク
2023年05月23日 横浜市港北区(21日撮影)
タイサンボクに近づくと、 良い香りが漂っていて、 花が咲いていることを宣伝している。 手の届かない高さに伸びる枝に花が開いているのが明瞭にわかるほど、 花が大きい。 花が増える頃になると、 手近な高さの枝にも咲き、 大きさを実感しやすくなる。 咲き始めて間もない今の時期は、 見上げるしかない。
ウケザキオオヤマレンゲ
2023年05月22日 川崎市川崎区
もう花が終わったのだろうと見当をつけていたウケザキオオヤマレンゲが花を開いていた。 他にもつぼみが白く膨らんでいて、 数日後に花がさらに増えそうだ。