低気圧が過ぎ去り晴れた夕刻に、 丹沢大山と富士山の姿を目当てに、 いつもの見晴らしの良い場所へ立ってみたけれど、 雲に隠れたままだった。 その代わり、 足元にたくさんのカラスビシャクが伸びているのに気がついた。 何度もここに立っているというのに、 これまでカラスビシャクを見過ごしていた。
ドクダミ
2022年05月21日 横浜市港北区
ドクダミの花は花序の下から上へと咲いていく。 一つ一つの花はとても小さい。 めしべとおしべがあるだけで、 先が白くて緑色の小さなコブに繋がっているがめしべで、 その回りを先が黄色のおしべが囲む。 被子植物生きた化石のような単純な花になっている。 そんな生物が群れを作って生えているのが当たり前と言わんばかりに繁殖しているのが愉快だ。
お地蔵さん
2022年05月20日 横浜市神奈川区(18日撮影)
お地蔵さんのマスクが青色の小丸模様になっていると思って良く見てみると違っていた。 小丸の代わりに小さなイチゴがたくさん並んだ模様だった。 イチゴ柄は青色でも違和感がないのがおもしろい。 もしも、 本物のイチゴが青色だったら食べる気になるのだろうか。 ブルーベリーがあるのだから、 青色でも平気なのかもしれない。
カラタネオガタマ
2022年05月19日 横浜市鶴見区(14日撮影)
カラタネオガタマの花が本番を迎え、 バナナのような香りを濃厚に放っていた。 木から離れても、 はっきりと香りがわかる濃さだった。 花は小さめで、 色も控えめだ。 形や色では目立たない。 香りに自己主張の全部を費やしている。
ザクロ
2022年05月18日 川崎市川崎区
平間寺のザクロの花は雨の中で咲いていて、 だいぶ散ってしまった。 木の下には花びらが落ちている。 久しぶりの朝日が木を照らし、 数少なく残った花が日に輝いていた。 ザクロの花は花びらが落ちても明るい橙色の立派な萼が残っていて綺麗だ。 それの根本がそのまま膨らんでいき、 秋に丸いザクロの実になる。
ユキノシタ
2022年05月17日 横浜市鶴見区(14日撮影)
ユキノシタが生えているところは、 どこもかしこも花がたくさん浮かんでいる。 当たり年だったみたいだ。 花がいびつなことが多いのだが、 今年は割と整った形の花が増えている。 ユキノシタはジメジメしている場所に生えている方が元気が良い。 雨が多いのが良かったのだろう。
ホタルブクロ
2022年05月16日 横浜市鶴見区(14日撮影)
入江川せせらぎ道に植えてあるホタルブクロが花をぶらさげていた。 そこの咲き始めの姿を見るのは、 今年が初めてだ。 あまりにも他に先んじて開花するため、 花に気づいたときには散りだしている年が大半だったのだ。 5 月中旬に開花とは、 予想以上に早かった。 道理で、 ホタルブクロの花が増える 6 月前半には、 咲き終わりかけていたわけだ。