ミズキの枝が道路まで伸びだしていた。 たいてい、 道路の上まで伸びてきた枝は切り落とされてしまうものだが、 見過ごされたのだろうか。 ミズキの花は枝の上に開くため、 下から見上げると、 亜麻の布の切れ端のように白く輝いている。 ミズキの葉は光を通すので、 葉に花が影絵を投影して綺麗だ。
藤の花
2022年04月30日 横浜市港北区
まだ咲いている藤が竹林の片隅に残っていた。 藤の蔓のすぐ横に若竹が伸び、 竹の皮を背景に花がぶらさがっている。 竹と藤の組み合わせは縁起が良さそうだ。 この藤は野生化していて、 すぐ横に別の藤がぶらさがっている。 そちらは花は終わって小さな三日月の形の豆になっていた。
スイレン
2022年04月29日 横浜市神奈川区
ちょっと見ない間に白幡池をスイレンの葉が蓋をして、 花が浮かび上がっていた。 たしか2週間前は、 まだ水面には何も浮かんでいなかったような覚えがあるのだが、 その記憶を疑うほどの様変わりぶりだ。 それにしても、 今朝は薄暗かったのだが、 スイレンが花を開く明るさはあったようだ。 そういえば、 短時間だが日がさしたのだったか。 どんより空は昼前から雨を落としだして、 夜まで降り続いた。
ボタン
2022年04月28日 横浜市鶴見区(23日撮影)
ボタンの花はオシベが綺麗だ。 大ぶりの花にふさわしく、 花粉も多い。 黄色の粉がオシベの柄だけでなく、 花びらにまで色を散りばめている。 メシベにもたくさん花粉がこびりついている。 ボタンは花が終わるとすぐに剪定するのが定番で、 自分で育ててない限り種を見る機会は少ない。
カラスビシャク
2022年04月27日 横浜市鶴見区(23日撮影)
カラスビシャクを見上げてみると、 青空を背景に緑色の筒と黒いヒゲの対比で素晴らしく目立つ。 これならば、 ついつい花茎を登ってしまったあげくに、 苞の中に入ってしまう虫の気持ちにも納得できるというものだ。
シラン
2022年04月26日 横浜市鶴見区(23日撮影)
シランが咲きだし、 5月が近いことを実感する。 アリがシランの花を好んでいて、 良く花の中をうろちょろしているのを見るものだが、 アリが本調子でないのか、 花を覗き込んでも姿がない。 ずっと使ってきた計算機用の液晶表示装置が 18 年目にして調子がおかしくなったので、 思い切って買い換えた。 今度の機種は何年持つのだろうか。