篠原園地の通路は蝉の声で耳を圧迫されるかのようだった。 音はすれども姿は見えず。 抜け殻も見当たらず。 耳が痛くなるような蝉の合唱から逃れようと、 下弦の月をめざして階段を登っていくと、 赤紫色の花が見えてきた。 何が咲いているのかと近寄ってみたらクズの花だった。
富士山
2021年07月17日 横浜市港北区
ずっと雲の奥へと姿を隠していた富士山が、 昨日から出現して梅雨が終わったことを知らせている。 青空の下で蝉が響き、 ゆらゆらと陽炎が道路を歪ませている。 あちこちの神社の夏祭りのお知らせが町内会の掲示板に貼り出されているものの、 夜店と神輿が自粛なのは一年前と同じようだ。
東京駅
2021年07月16日 東京都千代田区
東京駅の丸の内駅舎が復元して 9 年が過ぎた。 だけど、 回りに高層ビルが建ち過ぎて、 未だに一部にしか日が当たっている姿しかお目にかかれていない。 中央部は、 行幸通り越しに日が当たるのだけど、 肝心の両翼の復元ドームがビル影になる。 本日、 ワクチン 1 回目を打っていただいた。 モデルナなので、 2 回目は 4 週間後になる。
風鈴
2021年07月15日 川崎市川崎区
平間寺でも参道でも、 風鈴の音色が重なり合う。 風の強弱が音に変わり、 耳に心地よい。 お寺の境内での風鈴市は今年もない。 その代わり、 駅の改札口から土産物街へと風鈴の道が続く。 朝のシャッター街の店先風鈴はガラス製が多く、 音も涼しく、 見た目も涼やかだ。 シャッターが上がったら、 様々な趣向の風鈴が現れるのだろう。
ヤマユリ
2021年07月14日 横浜市鶴見区(10日撮影)
10 日前の県立三ツ池公園に、 ヤマユリの花が並んでいた。 ただし、 花の数が期待よりも少なく、 つぼみが多い印象があった。 そのため、 4 日前に再びヤマユリ目当てに遠足してみた。 今度こそは花が増えているだろうと皮算用していたのだが、 花の数もつぼみの数も変わらない印象を受けた。 咲き急ぐことはないと、 悠々と開花していた。
オニユリ
2021年07月13日 横浜市神奈川区(11日撮影)
片倉うさぎ山公園の北入り口の傍らの雑草に混じってオニユリが何本も伸びている。 木陰で直射日照を受けず、 雑草で地面を踏み固められることがなく、 オニユリにとっては居心地の良さそうな場所だ。 人間にとってはヤブ蚊が多くて、 ゆっくりと撮っていられない厄介な場所でもある。 これを撮っていたら、 背後の公園の入り口で、 親子連れが腕に虫除けスプレーをふりかけていた。
オニユリ
2021年07月12日 横浜市鶴見区(10日撮影)
入江川せせらぎ道のオニユリが咲いた。 晴れの日差しを浴びても、 日陰で咲いていても、 雨に打たれていても、 どんなときでも絵になるのがオニユリの花だ。 晴れ空の土日を良いことに、 オニユリの咲いている場所を巡ってみた。 大半は開花直後の段階で、 来週末も花を楽しめそうだ。