白幡神社は台地の上の住宅街の中にある。 急勾配の坂道を登ったすぐの位置に神社がある。 夏祭りのような催しでもないと訪れる気にならない立地だ。 舞台が開き、 屋台が並んでいても、 参拝する人が少なく、 夏祭りの最中にしてはひっそりとしている。
神輿
2017年08月05日 横浜市神奈川区
白幡神社のお祭りで、 神輿を外に飾っているご町内がいくつか。 崩れがちだった空模様は週末に持ち直したが、 暑さも戻ってきた。 担ぎ棒に汗を染み込ませて神輿が辻を巡るのは明日のようだった。
茅葺鐘つき堂
2017年08月04日 横浜市港北区(7月30日撮影)
西方寺の茅葺き屋根建築は本殿だけではない。 鐘つき堂もそうである。 本殿前の広場から右手へ一段上がったところにある。 緑に覆われた山肌が近くに迫る。 夏の夕刻。 ヒグラシのなく声が満たしていた。
茅葺伽藍
2017年08月03日 横浜市港北区(7月30日撮影)
西方寺の参道のつきあたりの階段を登って山門をくぐると、 目の前は本殿伽藍だ。 大きな木造建築で、 しかも屋根は寺院では珍しくなった茅葺きになっている。 この本殿は享保 6 年に建て替えられたものを復元してあると説明にある。 西方寺は健久 2 年に鎌倉で創建され、 明応 4 年に新羽の今の地に移建になったそうだが、 移建当時の本殿の記録は残ってないようだ。
西方寺参道
2017年08月02日 横浜市港北区(7月30日撮影)
新羽にある西方寺の参道は南側が石垣で外界と切り離され、 正面の階段へまっすぐ伸びる。 通りから参道へ一歩入ったとたんに別世界に足を踏み入れた気分になる演出が効いている。 入り口からしばらくは桜並木の葉が茂り参道の先を隠している。 通りすぎると、 階段の上の山門と、 さらにその向こうの大伽藍の屋根が見える。 石垣と桜並木が結界になって俗世と仏域を切り離している。
オニユリ
2017年08月01日 横浜市港北区(7月30日撮影)
野菜畑が続く途中にオニユリが身を寄せ合って花を開いている場所があった。 オニユリは花が一度に多く開いて華やかだ。 ヤマユリもオニユリも鶴見川の南側一帯では既に花が終わったのに対して、 北側では少し時期がずれて見頃だった。
ヤマユリ
2017年07月31日 横浜市港北区(30日撮影)
新羽の光明寺の緩やかな坂を登っていく途中、 横の斜面から茎が伸びてヤマユリの花が咲いていた。 控えめで大人しい雰囲気の花だった。 そういえば、 香りに気がつかなかった。 匂いも大人しかったのだろう。 お寺は、 新暦のお盆と旧暦のお盆の狭間で静かだった。