雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、桜ガ咲イタラ天候ニ左右サレズ花見ヲ強行スル、ソンナ人に私ハナリタイトハ思ワナイ。そんなに雨は強くないのだが、風が強かった。横殴りの雨なので、花見をしている人がいるとは予想もしなかった。横浜中心部の花見スポット、掃部山(かもんやま)公園では、満開の桜の木の下に身を寄せ合ったり、傘を挿したり、あげくの果てにテントを張って花見をしていた。
ヨコハマヒザクラ2
2006年04月01日 横浜市西区(3月31日撮影)
ヨコハマヒザクラがまだ咲き続けている。ヨコハマヒザクラは、ちょっと早めに花を開き出すけど、ソメイヨシノやオオシマザクラが開花する頃まで花をつけ続ける。帆船日本丸の横にはオオシマザクラが植えてあり、白と赤の組み合わせの彩りが楽しい。ただ、周囲に構造物が迫るため、白と赤を組み合わせた写真を撮るのは難しい場所だ。そのような写真撮りには、横浜公園の方が良さそうだ。
弁天橋の桜
2006年03月31日 横浜市中区
弁天橋の桜が係留中の小船に覆い被さるように咲いている。満開の桜のこういう姿は美しさを越えて、面妖である。まるで、花の精が船によからぬまじないをしているかのように見える。大岡川の河口近くのこのあたり、小船が両側に係留されている。ともするとそうではないと錯覚してしまう最近だが、横浜の地が港町であることを思い出させてくれる。ここから歓楽街まで小船の並ぶほとりに沿ってずっと桜の並木が続いている。
夕映え桜
2006年03月30日 横浜市港北区(29日撮影)
篠原園地の遊歩道の桜の木は枝を落とし、2年前のような姿が拝めなくなった。だから、今年は斜面に張り付いている桜を撮ってみた。昨日の花を落とした桜の木はたぶん写っている2本の右側だと思われる。風に激しく枝が揺さぶられている様子を写そうとISO64で絞り込んでみたが光量が多すぎて枝が止まってしまった。昨日から一転、今日は雲が空をどんよりと覆い、気温が下がった。桜冷えである。
落下桜花
2006年03月29日 横浜市港北区
昨夜はドシャブリの雨になり、深夜4時にはカミナリがうるさかった。春の嵐が過ぎ去った今日も、風が強くて、満開に近くなった花をたっぷりつけた桜の枝がザワザワと激しく揺れ動いていた。さすがに開いたばかりと見えて、花びらは落ちていなかった。だけど、地面には強風で花ごともぎとられてしまった枝先がところどころに落ちていた。花茎ごと花の形のままで落ちているものもあちこちあった。
ガーデニングの見本市
2006年03月28日 横浜市中区(26日撮影)
昨年まで、春になるとパンジーの花で埋め尽くされていた赤レンガ倉庫の広場だけど、今年は趣向が変わっていた。石畳の上に擬似的に緑が多い庭園を作ったという感じだ。苗の即売もやっており、ガーデニングの見本市といった方が的確かもしれない。昨年までのパンジーだらけほどのインパクトはない。
ソメイヨシノ
2006年03月27日 横浜市港北区
ソメイヨシノの木は花が開き出すと早い。見る見るうちに枝が白く染まっていく。昨年はいっせいにドンと桜の花が開いたのに対して、今年は木によってばらけかたが大きい。昨年のようにどこを向いても桜という感じではない。それだけにそれぞれの品種ごと、それぞれの木ごとの花の付き具合をゆったりと眺めて鑑賞できる。こういう咲き方も良いものだ。