モクレンのいろんな品種の中でもハクモクレンが一番好きだ。白くて大きな布が木にとりつけられているように、いっせいに咲く。ただ、残念なのは、花びらが痛みやすいこと。開いて2日も経つと茶色に傷が入りだす。純白の綺麗な姿を撮るには歩き回って開いたばかりの木を探さなければならない。それがこの季節の楽しみで、ハクモクレンの木から木へと普段とは異なるルートを散策することにしている。
薄紫モクレン
2006年03月18日 横浜市中区(17日撮影)
薄紫のモクレンが咲き出した。この木はハクモクレンとモクレンとの雑種なのだろうけど、幹がしっかり伸びているのと花がハクモクレンと同時に咲き出すので、ハクモクレンの性質を強く受け継いでいるようだ。コブシ、ハクモクレン、桃も咲き出した。いよいよ春本番がやってくる。
媽祖廟
2006年03月17日 横浜市中区
媽祖廟が開廟した。関帝廟の壮大さに比べると、ぐっと落ち着いた建物だった。門をくぐると石畳の広場になっていて、そこから階段を登ったところに八角形の豪華に色付けられた廟がある。龍の浮き彫りがあちこちに施してある。廟の中には木造の女神像が置いてある。初日からたくさんの観光客と参拝者が訪れていた。廟に入る南門シルクロード通りは、大通りほどの賑わいがこれまでなかったが、これから人の流れが変わりそうだ。
落慶開廟垂れ幕
2006年03月16日 横浜市中区(15日撮影)
横浜に媽祖廟ができる。媽祖は中国南部の海域で厚い信仰を集めている癒し系の航海の安全を司る女神様で、邱永漢さんの著作にもときどき登場する。宋代の実在の娘さんで、若くして神になったという伝承(Wikipedia)がある。華僑が多い横浜中華街にこれまで媽祖廟がなかったのが不思議な話だ。廟になる敷地は、マンション開発にディベロッパが購入したのだけど、中華街が買い取って廟の建設が始まった。明日、開廟。
仮称ヒゲザクラ
2006年03月15日 横浜市中区
元町の川辺にも早咲き桜があると教えてくれる人がいて、用事のついでに探してみた。ピンクの花を期待していたのだけど、これは白かった。花びらが細くてオシベが長くて目立っている。名前がわからないので、仮称ヒゲザクラとでもあだ名をつけてやろう。樹は大きいけど花はまばらにしかついていなかった。しかも、既に半分散っていた。昨日と今日は気温が下がり冬に戻った感じだったけど、元町ではハクモクレンの花が開き始めていた。
オカメザクラ
2006年03月14日 横浜市神奈川区(11日撮影)
反町駅あたりの東急東横線よりも一つ奥の通りは遊歩道のような感じに歩道が整備されている。急なガケ下の通りで、人があまり通らないのだが、季節の花々が咲くので横浜駅に出るときに寄り道して通ることが多い。今、その通りにオカメザクラが小さなピンクの花を咲かせている。これも早咲きの桜で、寒緋桜と他の品種をかけあわせてできたものだという。
寒桜
2006年03月13日 鎌倉市(9日撮影)
鶴岡八幡の本殿前、大階段を上がった横の寒桜が大きな淡いピンクの花をつけ始めていた。この花、色といい、大きさといい桜の花のイメージ通りの花だ。花びらはまるで桜貝の色。梅の花の季節から咲き出す寒桜には修善寺桜・大寒桜・川津桜などいくつも種類があるそうだが、自分には区別がつかない。北鎌倉に、この鶴岡八幡の寒桜よりも大きな花をつけたピンクの桜が咲いていたが、あれが大寒桜なのだろうか。