クチナシの一重の花には、 日差しが似合う。 夏至が近いため、 日の照度は大きい。 それを白と黄の花がしっかりと受け止めて、 照り返してくる。 クチナシの花は日時計のように見えなくもない。 日時計で思い当たって、 時刻合わせにとりかかった。 時計だけでなく、 血圧計・歩数計・固定電話・デジタルカメラ等の時刻も合わせておいた。

雨が止んでいる間に馬場花木園を散歩する。 季節外れの寒波のせいで、 寒いと感じるだけでなく、 手も足も指先の感覚がおかしくなっている。 昼間でも16℃しかない。 ホタルブクロは白と紫の両方とも咲いている。 雨粒をくっつけている。 園を離れる頃に再び雨が降り出す。 それが最後の雨で、 雲が割れて夕日が町を輝かせ、 虹がかかる。

東海道線で川崎から横浜へ移動しようとしたら運転見合わせ中だった。 代わりに京浜東北線のホームへ降りたら目の前に東海道線の列車が停車したままだった。 乗り換えの人波は一段落していた模様で、 京浜東北線は空いていた。

淡く染まったアジサイがあった。 色が薄いときはピンク色が綺麗に感じる。 青色は色が濃くなった方が映える。 早く色が染まるアジサイは日陰に生えているもので、 影の中ではピンク色の方がありがたく感じるものだ。今朝、 鶴見駅で京急の急行電車に高校生らしき学生達が大きな荷物と一緒に乗り込んでいった。 修学旅行なのだろう。

傘がひっくり返って並んでいるかのように見える花を咲かせるカルミア。 だけど、 開く前は金平糖のような形をしていて、 傘を折りたたんだ姿をしていない。

入口にジャガランダの鉢が飾ってある飫肥駅から JR 日南線に乗って、 ブーゲンビリアが花咲く宮崎空港へ向かう。 途中の運動公園辺りの駅で高校生の一団が乗り込んできて、 乗客でいっぱいになった。 飛行機は羽田に定刻よりも早く到着した。

小村壽太郎記念館の入口の両側に青紫色の花が綺麗な鉢植えが登場した。 ジャガランダの木だ。 ベンチに座ると、 すぐ横にジャガランダの花が並んでいた。 花と並んで記念撮影するのに良さそうだった。 日南では、 南郷道の駅の裏手でジャガランダまつりが始まったそうだ。