故人が愛用していた楽器を棺に入れることはできなかったので、 楽譜を。 クリスマス礼拝で演奏していたという楽譜を探すも見つからず、 読み込んだ様子が残るバッハのものを持たせることにした。

故人へ贈って頂いた花々に挿してあったバラの花々は白かった。 せめて華やかな色合いのバラを手向けてやれればと思ったのだが、かなわなかったので、 この場を借りておく。

師岡町公園の斜面に立つホウの木が、 大きな葉の間に大きな花を開いていた。 花は大きいのだが、 それを隠してしまうほど葉も大きい。 下から見上げると葉ばかりで花を隠してしまう。 今年は下の枝の花が都合よく咲いていて、 10年ぶりに目の前に咲いている花を拝むことができた。

身内に不幸がありまして、 再び機上の人になりました。 飛行機の中はドイツ語の話者がほとんどで、 その方々の手荷物は楽器でした。 通路の向かいの方が開いていた新聞に並んでいたのはドイツ語でした。

赤門の前でウケザキオオヤマレンゲが次々と花を開いたようだった。 花が終わるとおしべが落ちて花びらが褐色になる。ドライフラワーのような花の痕跡がいくつも枝に乗っていた。 咲いていたのは一つだけで、 それも開いた直後の姿だった。

シャクヤク園の入口に植えてあるボタンが咲いていた。 シャクヤクと同時期に開花する遅咲き気味のボタンを集めてあるようだった。 ボタンとシャクヤクの花は、 花びらと雄しべは同じように見えるのだが、 雌しべが違っている。 今はスマートフォンがあるので、 ボタンを撮ってから、 シャクヤクの前に移動して、 撮った画像を並べて見比べやすくなった。

大船の植物園にでかけてきた。 ボタン、 シャクヤク、 バラと揃い咲きで豪華だった。 力が入っているのはシャクヤクで、 青空の下の広々とした花壇を色とりどりの花が飾りたてていた。 芝生の広場の方から金管楽器の生演奏が流れ、 花の彩りに味わいを添えていた。