神奈川宿跡の熊野神社では、 「夏越の大祓」の幟と茅の輪の準備が終わっていた。 明日の7月末に行事をおこなうという。 34℃の炎天下でもマスクをして屋外を歩く人が多いことから、 無病息災を願う人々は今年も大勢いるのだろう。 炎天下の午後でも、 開けっ放しになってた舞台で、 神楽の練習をしていて、 太鼓と笛の音色が蝉の合唱に勝っていた。
カノコユリ
2023年07月29日 横浜市港北区
カノコユリは日当たりが平気なようで、 炎天下でも平然と花を開き続ける。 これを撮った午後 3 時は、 日陰では風が心地よく感じる程度に気温が下がっていたものの、 日照が厳しかった。 腕に日焼け止めを塗っていなかったならば、 ヒリヒリと痛んでいただろう。 強烈な光を浴びても花びらは瑞々しさを保っていた。
サルスベリ
2023年07月28日 川崎市川崎区
鮮やかな色の花が空を突く。 サルスベリが咲くと、 蝉しぐれの音圧が増して、 耳の内側からうなる。 夏の容赦なさがこれでもかと勢いをふるう。 日の出から熱さに汗が出続けた。 日が高くなるや、 川崎市のスピーカーが光化学スモッグ注意報を告げる。 注意報がなくても、 灼熱で蜃気楼がゆらめく臨港工業地帯のどまんなかでは、 独特の臭いと目への刺激が屋外を侵す。 今日も熱い一日だった。
ザリガニ
2023年07月27日 横浜市鶴見区(23日撮影)
入江川せせらぎ道には浅い水路が併設してある。 底は土砂で、 二枚貝やザリガニが棲息している。 場所によっては、 魚が泳いでいる。 ザリガニを捕獲しつくして欲しいようだが、 いくら子どもたちが捕らえても、 増えていくみたいだ。 ザリガニ漁をしている子どもたちの虫かごほどの大きさの水槽にザリガニがひしめいているのだが、 水路の底を悠然とザリガニが何匹も歩いていた。
シオカラトンボ
2023年07月26日 横浜市鶴見区(23日撮影)
トンボが水辺を飛んでいる。 いろんな種類のトンボが視界をかすめていく。 飛んでいるのではなく、 水辺でじっとしがみついているのは、 シオカラトンボが多い。 このトンボは飛んでいるのはもちろん、 休んでいるのも多い。 人に慣れていて、 横浜の水辺に馴染んでいる。
イガ
2023年07月25日 横浜市鶴見区(23日撮影)
緑色の棘の塊がクリの木の下に転げ落ちていたのは、 1週間前のことだ。 強風がいたずらしたのだろう。 それらをまとめて鉢に盛ってあった。 きっと、 盛った直後は、 棘が緑色をしていたのだろう。 緑色が抜けて、 イガの棘らしい色合いに変わっていた。
ハス
2023年07月24日 横浜市鶴見区(23日撮影)
ハスの花は風で揺さぶられて動き続ける。 静止し続けることはめったにない。 大きな花びらが帆のように風を受けて花の表情が常に変化し続ける。 花托の表面に並ぶ雌しべも、 光の当たり方が変化し続けて、 艶っぽく輝いたり、 影に沈み、 花びらに隠れたり現れたりでじっとしていない。 黄色い雄しべは花びらに隠れがちだ。