通路に満ちた濃厚なバナナの香りがカラタネオガタマが咲いていることを告げていた。 間に桜の樹を挟んでいても、 香りはしっかりと漂っていた。 桜の横を抜けて、 東屋の横に出ると、 そこに香りの元がある。 手を伸ばしたよりも高い方へ、 可愛らしい花が葉の間に見え隠れしていた。 この香りの成分は空気よりも密度が高く、 下へ降りて溜まっていって濃くなっていくのだろう。
ホタルブクロ
2021年05月22日 横浜市鶴見区
横浜では、 白い花のホタルブクロと赤紫のものの両方を見かける。 白は一度に咲く花が少なめで上品な雰囲気をまとうことから、 学校の花壇に選ばれるようだ。 学校の周辺の土手に逃げ出して咲いているものは白が多い。 赤紫はたくさんの花をぶらさげて賑やかで散策路に好まれるようだ。 馬場花木園は茶室のある公園ということで上品さを選んで白にしたのかもしれない。
ヒメヒオウギ
2021年05月21日 横浜市港北区(16日撮影)
ヒメヒオウギは道端がお気に入りのようだ。 どこかの花壇なり植木鉢から広がって、 道端の土手なり、 コンクリートの隙間なりに自生している。 自生しているものの大半は、 薄紅を染めたもののようだ。 たまに白色の花も自生していることがある。
ホルトソウ
2021年05月20日 横浜市港北区(16日撮影)
菊名桜山公園の花壇の目立つ場所に、 誰が選んだのか、 ホルトソウが植えてある。 トウダイグサ属らしく、 風変わりな姿が目立っている。 対生の葉に抱かれるように小さな杯状花序が咲いている。 丸い緑色の実も成りだしている。 葉や茎に触れるとかぶれる草を、 よりによって通路脇の花壇に植えたのは、 いったい誰なのか。
ホタルブクロ
2021年05月19日 横浜市港北区(16日撮影)
いつのまにかホタルブクロが花をぶらさげだしていた。 白い花が民家の植え込みに風に揺れ、 紫の花が公園に連なっていた。 雨続きだとホタルは飛んでないのだろうが、 ホタル鑑賞の夕べの類の催しはすべて中止になっており、 飛んでいるかどうか定かではない。
シロツメクサ
2021年05月18日 横浜市港北区(16日撮影)
最近、 四葉のクローバーにとんとお目にかかれなかった。 シロツメクサは、 葉が広がり始める前に茎の先端が傷つくと四葉になることがある。 人が踏んでもそうなるわけで、 ということは、 この春は外出自粛のため、 公園等で人が草を踏む頻度が減っていたということなのか。 そして、 四葉があるということは、 5月の連休中に出歩く人が増えたということなのだろうか。
アジサイ
2021年05月17日 横浜市港北区(16日撮影)
色を帯びたアジサイが増えてきた。 今日は朝から曇り。 日没まで強風が続いて、 ときおり雨が降っていた。 おまけに湿気がひどかった。 それでも眼鏡が曇らずに済んでいたことで、 不織布マスクの密着度を高くした効果を確かめることができた。