東横線の踏切横の法面に、 オオキンケイギクがはびこりつつある。 黄色のコスモスに似た大型の花は綺麗だが、 繁殖力が強い。 特定外来種に指定されており、 駆除の対象になっている。
オランダカイウ
2021年05月15日 横浜市港北区
湿地の植物のはずのオランダカイウなのだが、 乾燥気味の関東ロームの丘陵の花壇であっても木陰なら平気なようだ。 何箇所かで春先から初夏にかけて黄色の肉穂花序を包む白くて大きな仏炎苞を広げているのを目にする。 江戸時代後期にオランダ船の荷に紛れ込んでいた球根から育ててみたそうだ。 もしも、当時の邦人が南アフリカ原産だと理解していたのなら、 阿非利加海芋と名付けたのかもしれない。
ミヤマヨメナ
2021年05月14日 横浜市鶴見区(9日撮影)
かって鎌倉幕府のお膝下だった武蔵国橘樹郡の公園に花咲くミヤマヨメナ。 鎌倉時代。 北条政子が鎌倉の地で御家人達を奮い立たせた逸話が残る、 承久の乱は 5 月のできごとだった。 鎌倉を攻めた朝廷軍は破れ、 率いた上皇は佐渡へ流された。 佐渡に春に咲く青い野菊を見て都への恋しさを忘れたという逸話から、 この菊の園芸品を江戸時代にミヤコワスレと呼ぶようになったとか云々。
ニワゼキショウ
2021年05月13日 横浜市鶴見区(3日撮影)
今日は雨。 通勤時間はシトシトと降るだけだったが、 風が強く、 軽い雨が傘の中に入り込み服が濡れていた。 服が重く感じることはなく、 霧吹きで軽く濡らした感じに近かった。 サツキやテッポウユリやニワゼキショウが咲く5月の終わる頃にこんな風に降るときがある。 今年は、 既にサツキもニワゼキショウも咲いているので違和感はなかった。 残るはテッポウユリだが、 今朝、 通勤路の途中の民家の玄関先で咲いているのに気がついた。
シャクヤク
2021年05月12日 横浜市鶴見区(9日撮影)
木陰にシャクヤク。 華やかな黄色のおしべがひしめきあう回りを硬質な印象を与える薄い花びらが幾重にも覆っている。 馬場花木園には、 いろんな場所にシャクシャクが植えてあり、 ぶらりと歩き回ると、 次々と大ぶりの花が目に入る。
バラ
2021年05月11日 横浜市鶴見区(9日撮影)
江川せせらぎ道のバラは、 花がふれあうように密に咲いているものもあれば、 1 本だけ孤立して咲いているものもある。 今は人間は密にならない方が良く、 せめてバラぐらいは密の姿をとも考えたが、 人間に範を示さんと他とは距離をおいて咲いている花を選びたい。
ノハナショウブ
2021年05月10日 横浜市鶴見区(7日撮影)
三ツ沢へ向かう散策路の入り口に、 ノハナショウブの葉が茂っている。 葉の間に埋もれるように白い花が咲き出したのは、 連休前のことで、 花の暦の進みが半月早いのは相変わらずだった。 今日から通勤再開。 帰りにホームで電車を待っていると羽田空港発のエアポート急行がやってきた。 大きな旅行鞄を手にした人達が数名乗っているのが目に入った。