先週からの気温の下がりを無視しているかのように桐の木が半月前倒しで花を開いている。 花の数は例年と同じぐらいのようだ。 散り始めに入っていた様子で、 花びらを落とした姿が少なくなかった。 横浜線のトンネル上の見晴らしが良い場所に立っており、 強風を受けやすい場所にある木で、 枝ごと花が揺さぶられ続けていた。 激しく振り回されても花びらは落ちてこなかった。 意外としっかり花にくっついているみたいだ。
イカリソウ
2021年04月17日 横浜市鶴見区(10日撮影)
花の 4 本の細長い距が伸びている様が、 四爪鉄錨の細長い爪が 4 本伸びている姿に似ていることから、 イカリソウの名前になったそうだ。 四爪鉄錨は和船で使われていたもので、 航海時は船首の甲板に引き上げて乗せていたらしい。 西洋式の船の錨は腕が 2 本伸びるだけで、 船首の側壁にぶら下げるのに向いた形をしている。 現代の船の錨とは似てないため、 名前の由来がピンとこない。
カラスビシャク
2021年04月16日 横浜市鶴見区(10日撮影)
平年より 2 週間早く咲いていると言えば、 カラスビシャクもその 1 つ。 雑草が少ないお花畑に伸びていた。 背後の紫色はジュウニヒトエの花々で、 そっちも 2 週間早く咲いている。
ボタン
2021年04月15日 横浜市鶴見区(10日撮影)
馬場花木園のボタンは木々の下に植えてある。 薄暗い場所が大半だが、 日当たりを避けてあるわけではないらしい。 日差しを受けて輝いている花もある。 今日の通勤電車内はガラガラに空いていて、 咳をする人は一人もおらず、 しゃべっている人もいなかった。 緊急事態宣言中の車内の雰囲気になっていた。
モミジ
2021年04月14日 横浜市鶴見区(10日撮影)
モミジの若葉が新緑を日にかざして戯れていた。 若葉の回りには、 小さな花を突き出していた。 早くも花からプロペラへ姿を変えたものもあった。 今日の通勤電車の中では行きは1名。 帰りは2名、 咳き込み続けている人がいた。 3名含めて乗客全員がマスクはしていたのはいうまでもない。 咳の音をバックに「車内は換気により新鮮な空気に入れ替えています」と車内アナウンスが流れていたのが気休めというものなのだろう。
スズラン
2021年04月13日 横浜市鶴見区(10日撮影)
半月前倒しで咲いている花の仲間にスズランが加わった。 屋外の地面に生えているスズランの花は、 汚れていることが多いのだが、 土日に美しい純白の姿を何箇所かで目にした。 開いて日が経っていなかったのだろう。 春の嵐になりやすい頃に咲くこともないのにとは思う。 案の定、 今日は雨が降った。 地面からの跳ね返りで花が汚れたのではなかろうか。
エビネ
2021年04月12日 横浜市鶴見区(10日撮影)
エビネの生えている竹林にはタケノコがにょきにょき生えていた。 エビネも咲いているのが小さく見えていた。 だけど、 倒木のため竹林に入る通路が封鎖してあった。 竹林のエビネは日当たりが悪くない場所に生えているのだが、 もう1箇所、 薄暗い中に咲いている場所がある。 仕方がないので、 そっちへ向かうことにした。