カラスビシャクは日向、オオハンゲは日陰を好むのだが、 日陰に繁殖するカラスビシャクもあるようだ。菅田道路の道路脇の細長い土壌がカラスビシャクのお気に入りの場所になっている。 3つの小さな葉がついていて、ひげの根元が黒いのでカラスビシャクなのだろう。 畑に入り込むと嫌われる植物だが、 幸い近くにたくさんある畑には進出していないようだ。
カラスビシャク
2016年04月30日 横浜市港北区
漢方薬の半夏として使われるカラスビシャクは雑草同然で日本全国どこにでも生えていると思っていたが、横浜では都市化に伴い姿を消していったようだ。 新羽高校の近くは、 都市開発前の田園地帯の雰囲気が残っている貴重な場所で、カラスビシャクはそんな一角の道路脇の土手に生えている。
ムサシアブミ
2016年04月29日 横浜市神奈川区
三ツ沢小学校の裏手の溝の崖下にムサシアブミが群生している。 ムサシアブミは巨大なテカテカした三つ葉が目印で、生えているのが一目でわかる。 目立つ植物なのだが、 横浜は生育に向いていないのか、今のところ生えている場所を見つけたのはここだけだ。 羽沢の方を探せば他にも見つかるかもしれない。 花は外からは見えず、 名前の由来になっている頭が鐙の形をした筒の中に咲いている。
スズラン
2016年04月28日 横浜市鶴見区(24日撮影)
夏を迎えようとスズランが咲く。 鈴は鈴でも、 金魚鉢の形の風鈴のような形をしていると思う。 もしもスズランの花に水を注いで小さな小さな魚をいれたなら、 スズランの猛毒が水に溶け出して、やがて魚は死んでしまうだろう。 これほど親しまれている身近な毒草は他にない。
ボタン
2016年04月27日 横浜市鶴見区(24日撮影)
馬場花木園は以前はボタン園と呼ばれており、 今でもボタン園の名前が園外に残っているところがある。 園内の通路に沿ってボタンとシャクヤクが植え込んであり、 まずはボタンが花を開き、 ボタンが散ったら次にシャクヤクが咲く。 どちらかというとボタンの方が花が短く、 見頃にちょうど見物できる年はあまりない。
横溝屋敷
2016年04月26日 横浜市鶴見区(23日撮影)
横溝屋敷の前庭に期待していた鯉のぼりは気配すらなかった。 馬場花木園も同様で、 天候がかんばしくない日が続いていて鯉のぼりを出すに出せないのかもしれない。 土曜日の午後はほどほどの薄晴れになり、 雨を心配せずに、 母屋の窓という窓が開け放たれて風を通していた。 屋敷を囲む紅葉の木々の若葉が初々しく、 鯉のぼりの代わりに初夏の気分を演出していた。
八重桜
2016年04月25日 横浜市港北区(23日撮影)
八重桜の名所、カーボン山。 尾根に広がるご自慢の八重桜は見頃をとっくに過ぎて、 花が見事な木は数えるほどしか残らず、 他は瑞々しい葉を誇っていた。 花見には葉桜でも十分らしく、 シートを敷いてくつろいでいる人たちがたくさん座っていた。