本来彼岸の頃に花を開く、寒緋桜とオカメ桜が開き始めているというのに、節分に開くはずの河津桜の花が咲き続けているのには驚く。そうはいっても、鶴屋町、東横フラワー緑道の河津桜は、残り1本を除くと花びらをふるい落として色鮮やかな新緑に包まれつつある。 ビルの日陰に立っている木の見頃が続いている。
矮小アヤメ
2016年03月05日 横浜市神奈川区(4日撮影)
高島山トンネル付近の矮小アヤメが花を開きだした。 遊歩道の両側に植えてあるうち、片側の花が開き、もう一方は咲いていない。 開き始めたばかりのようだ。 矮小アヤメの見頃は2月後半なので、 この冬の開花は遅れている。 様々な種類の花の数が一斉に増えているのは、 2月後半に咲く花が遅れて開花すると同時に、春分に咲く花が咲き急いで開花しているためだろう。 コブシがつぼみを膨らませ始めており、いつどの花が開くのか、今年の初春は予測が難しい。
ハクモクレン
2016年03月04日 横浜市神奈川区
すごい勢いで春が訪れている。 本来なら春分を挟んだ半月ぐらいに咲いていく花々が、凝集された日数に慌てて開花していく。 ハクモレンが咲く。コブシのつぼみが伸びる。おかめ桜が咲く。寒緋桜が咲く。矮小アヤメが咲く。この調子だと、ヒメシャガまで咲いてしまうのではなかろうか。
河津桜
2016年03月03日 横浜市鶴見区(2月28日撮影)
新暦の 3 月 3 日は桃の花が咲くには早すぎて、 桃の節句と言葉にしてもピンとこない。 ひな祭りと呼ぶのが一般化しているのは、 そうした事情もあるのだろう。 桃の花は咲いていないが、 今年は河津桜の開花が遅れたため、 桃色の花は咲いている。 横溝屋敷の庭の奥に河津桜の若木が一本あり、 梅と競うように花を開いていた。
雛飾り2
2016年03月02日 横浜市鶴見区(2月28日撮影)
これもまた横溝屋敷の雛飾り。 段が木製だ。 木で作ってある段は分解できるのだろうか。 人形の収納になっているのは良いとしても、 段のままでは、 しまっておくのに場所を取りそうだ。 人形が大きくなると、 服や装飾品が凝ってくる反面、 お内裏様とお雛様だけになるときもあったようだ。
雛飾り
2016年03月01日 横浜市鶴見区(2月28日撮影)
横溝屋敷の座敷に雛飾りが並べ尽くしてある。 壁という壁にひな段を寄せて、 段という段に人形が立ち並んでいる。 一階の床の間の座敷には明治・大正・昭和のものが飾ってある。 時代が新しくなるにつれて、 人形の顔立ちが今風になっていくのがおもしろい。 細々とした調度は昭和の初期の頃までは、手作りの細工物だが、 高度成長期以後はプラスチックを型に流して作ったものへと変化している。
殿山の梅林
2016年02月29日 横浜市鶴見区(28日撮影)
この冬は、 梅の花の数が多い。 どの木も枝に緻密に花を付け、 いっせいに開いているものだから、 見事に白くなっている。 殿山の梅園の木は、 低めに高さを揃えてある。 おかげで、 いっそう白さが際立っている。