殿山の広場には西洋タンポポが入り込んでおらず、在来種のタンポポが根付いている。在来種のタンポポは、花の裏側のガクが反り返らず、すっきりしたお椀の形をしている。黄色の花びらは、西洋タンポポのような派手な明るさがなく、落ち着いた色合いをしている。
ホオノキ?
2015年05月02日 横浜市港北区
師岡公園の緑の斜面の途中におもしろい木がある。最初離れて見ていた頃は葉の様子からトチノキみたいだと思っていたのだが、樹形があってない。それで、良く見てみると葉はまるでホオノキのようだ。実際、花はホオノキそっくりなのだが、ホオノキと違い幹が太く伸び上がるのではなく、潅木のように幾本も根元で分かれている。ホオノキは他のモクレンの類と交配するらしく、この木もその手の雑種なのかもしれない。
桐の花
2015年05月01日 横浜市港北区
横浜線は大口駅と菊名駅の間で綱島街道の下のトンネルをくぐる。トンネルが掘ってある丘は、綱島街道ぎりぎりまで両側が削りとられ、コンクリートで固めた斜めの平面が丘の上から麓へ落ちていき、まるでダムのようだ。そんな擬似ダムの縁を飾るように桐の大木が一本立っている。ちょうど今、その桐の木に薄紫色の大きな花が房に連なって咲いている。
バンジートランポリン
2015年04月30日 横浜市鶴見区(26日撮影)
赤レンガの子供向け屋外イベントで、すっかり定番になったバンジートランポリン。ゴムの補助でトランポリンから跳ね上がるのを楽しむ遊具で、小さな子供でも 6 メートル以上の高さへ飛び上がることができる。人気のある遊具で、順番待ちが伸びていた。
小路
2015年04月29日 横浜市鶴見区
丘の上から畑の横を獅子ケ谷へ入っていく小路がアスファルトで舗装された。ほんの数ヶ月前は粘土質の踏みつけ道で、大人がすれ違うのに苦労するような細道だったのだが、幅も広げて平気ですれ違えるようになった。獅子ケ谷の他の遊歩道も春に改修工事がおこなわれたそうだ。歩きやすくなったのだろう。
サンザシの花
2015年04月28日 横浜市中区(26日撮影)
サンザシの花は小さくて可愛らしいが、実はひどく酸っぱい。プルースト著「失われた時を求めて」の主人公はサンザシの花が大好きな少年だった。少年時代の話はコンブレーの町が舞台になる。そこはサンザシが見事に花を咲かせる土地として描かれる。その花の色といえば白に決まっているかのように話が進んでいくのだが、一ヶ所だけバラ色の花が登場するシーンがある。そこで、何年も後に恋人になるジルベルトと出会う。
残り桜花
2015年04月27日 横浜市港北区
ソメイヨシノの葉が濃い緑に染まり、実が膨らみ始めている横で、ほんの少しだが花とつぼみが残っている。残り花は毎年のことだが、数が例年よりも多い印象を受ける。珍しく感じないほどに桜の花を方々でまだ目にすることができる。開花後に冬の寒さに戻った影響なのだろう。