雨の日の昨日から一夜明けて、今日は晴れた。そんな日を待ち構えていたようにキノコが傘を作るようだ。岸根公園の雑木の下にキノコが姿を見せていた。小さな傘のキノコの方が主流だったが、一ヶ所に大きくて分厚い傘にひび割れが入ったキノコが半円に沿って並んでいた。

港北図書館を出たら盆踊りの始まりを待ちかまえている子供たちが集まっていた。町内会がテントを張って物販もやるそうだが、大人たちはテントの中のテーブルに座って、黙々と開場前の腹ごしらえをしていた。

大倉山の熊野神社のすぐ近く、崖を背にお堂がある。道路から低い階段を上がったところに作ってある。真新しい花が飾ってあり、掃除を丹念にしてあったのは、熊野神社のお祭り当日で人が横を通ることを意識していたのだろう。

すっかり夏になった。ムクゲが花を開き、サルスベリが花を膨らませている。このムクゲの花は、花びらの白に混じってうっすらと紅をさしている。突然変異なのだろう。木々の花は夏になっているのだが、蝉がなかない。数日前の夜に、蝉がジジっと一瞬ないたのだが、その後が続かない。昼間に蝉の声もせず。

30度を越える気温の日が続いている。昨年ぐらいから、夏の節電をうるさくアナウンスしなくなってきた。節電が当たり前になって定着しているからなのだろう。節電は夏に限ったことではなく、例えば、高島山のトンネルの照明は、年中、間引き点灯している。

汽車道と観覧車の間の水路に屋形船が浮かぶ。夜の8時を過ぎると、それまで止まっていた屋形船が動きだす。次々に橋をくぐってぷかり桟橋の水域へ進んでいく。その後、どこまで行くのか、追いかけてみたことはない。ベイブリッジまでは行かないだろうとは思われるが、山下公園の前の水域に屋形船が浮かんでいる姿はめったに目にしたことはない。どこを動き回っているのだろうか。

帆船日本丸の広場は夜 9 時近くなっても賑やかだった。机と椅子が並び、飲み物などを頼むことができるようになっていた。照明は頭上に LED 電球が渡され、卓上に LED ランタンが置いてあった。大道芸が会場を盛り上げて、ステージでは演奏を終えたバンドが後始末をしていた。広場は、小学校低学年の児童が走り回っているのを母親が追いかけていた。