小雨がときおり思い出したようにぱらつく開港の道プロムナードから大桟橋に停泊している客船ふじ丸を眺めながら歩いていたら、まだ薄暗いかなと感じる程度の時刻に他の船と一緒にいっせいに電飾が灯った。もう少し暗くならないとせっかくの電飾なのに映えない。電飾といえば、今度の水曜日から週末にかけてが山下公園から赤レンガにかけて、電飾イベントがある。日が暮れる時刻が早くなってきて、暗がりの演出が楽しい季節になった。
セイタカアワダチソウ
2012年10月27日 横浜市神奈川区
横浜線の土手で、ススキの白さとセイタカアワダチソウのレモン色が場所取り合戦をしており、今のところ松見町のあたりでは互角のようだ。みなとみらい21の空き地ではセイタカアワダチソウが他を圧倒してしまっているのに対して、ススキが頑張っている。セイタカアワダチソウはレモン色のときは綺麗だけど、花が終わって白い泡のような感じに覆われだすと、薄汚れた印象でよろしくない。
折本農業専用地区
2012年10月26日 横浜市都筑区(20日撮影)
地下鉄仲町台駅から南へ向かうと大通りを渡る歩行者専用の長い陸橋がある。それを渡って住宅街の細道を登り、短い階段の上に出たとたん、目の前に畑が広がる。そこが折本農業専用地区である。関東ロームの台地のてっぺんは広々と見晴らしが良い。見渡す限り畑が続いているかのように錯覚するほどだ。
どんぐり
2012年10月25日 横浜市都筑区(20日撮影)
港北ニュータウン、せきれいの道は小川に沿って木立の間に伸びる散策路である。ジョギングに向いているらしく真っ昼間から次々と横を何人も駆け抜けていく。仲町台駅の近くにどんぐりをつけた木が並んでいる。撮っている間に、風が揺らした隣の枝からどんぐりが落ちていく。小川の中に、いくつも沈んでいた。
トウガラシ
2012年10月24日 横浜市都筑区(20日撮影)
またも、古民家。萎れたヒガンバナのかわりに、赤色を演出していたのは、ホウズキと、縁側に干してあったトウガラシの2つ。大きなトウガラシで長さ10cm近い。日本の食卓で高頻度で供されるトウガラシはピーマンである。続いて多いのはシシトウだろう。他にも様々な種類と大きさの食用トウガラシが日本にもある。タカノツメの他は、どれも辛さはたいしたことがない。
ホウズキ
2012年10月23日 横浜市都筑区(20日撮影)
港北ニュータウン、せきれいの道、古民家。三和土の台所から出た横に湧水が溝を流れている。そこにホウズキが1本植えてあった。連なった茜色の実が自己主張をしている。そういえば、ホウズキの花をそれと意識して見た経験がない。目にとまった記憶があるのは果実ばかり。花も目に入っているはずだけど、不思議と印象が薄い。
キンモクセイ
2012年10月22日 横浜市港北区(20日撮影)
菊名池から篠原八幡を経由して新横浜駅へ出るルートの途中、2ヶ所にキンモクセイの大木がある。一つは篠原八幡の裏口を守っている木で、素晴らしく生い茂っている。花が密につき香りも素敵だ。もう一つは新横浜駅すぐ近くの曲がり角で、道祖神の祠の上に覆い被さっている。丸い形といい大きさといい見事なもので、花が咲いているときはそこだけ別世界になっている。