横浜そごう入り口で、紅葉したカエデらしき植木が秋の飾り付けになっていた。四季をずらした屋内でわざわざ栽培した植木を使っているのだろうかと、入るときにちらりと考えたのだが、出るときに観察してみたらさにあらず、精巧なイミテーションだった。葉脈まで作り込んであり、凝っている。
倉庫の跡
2011年09月17日 横浜市中区(14日撮影)
象の鼻パーク一帯は、明治の頃、税関の建物がひしめいていたらしい。ベイブリッジの外側に荷揚げ設備が移ってしまった今ではピンとこないが、往時の写真によるとここが港の中心部だったようだ。現在に残るのは公園の水際に露出しているレンガを積んだ塀のようなもので、2棟あった煉瓦作りの倉庫の基礎だった部分なのだと説明書きが添えてある。建物も残っていれば赤レンガ倉庫と並んで素晴らしい景観になったことだろう。
氷川丸
2011年09月16日 横浜市中区(14日撮影)
なんとなく薄暗く感じる山下公園の海端で、氷川丸の控えめな電飾が映えていた。隣接する観光船の波止場と一緒になってそこだけきらびやかな灯りが集まっていた。公園の街灯は震災前と同じはずなのだが、薄暗く感じるのは、回りの建物や港湾施設の照明が控えめに落としてあるためなのかもしれない。公園の木陰に入り空を見上げると、なんとか星も見える。今年の夏は横浜の街中で初めて白鳥座を見ることができた。
ヤブラン
2011年09月15日 横浜市神奈川区(14日撮影)
ヤブランは、丸い紫色のツボミのまま、何週間にも渡って花壇を飾る。花が開くと後は早い。色が褪せて、種が膨らんでいく。花を見れば蘭でないのは一目瞭然なのに、どのようないきさつなのか名前に蘭が付く。不思議なことだ。
台船
2011年09月14日 横浜市中区
山下公園前の海域でクレーン装備の3艘が夢の共演中だった。手前の台船は今週末におこなわれる体育大会の準備をおこなっている。奥に大型クレーン装備の貨物船が横付けしており、さらにその向こうに巨大クレーンを誇る台船が停泊している。
木製台座
2011年09月13日 横浜市西区(11日撮影)
横浜トリエンナーレの屋外展示物が横浜美術館の入り口前に並んでいる。ウーゴ・ロンディノーネ作とある。木製台座の上にでっかい金属製の像が乗せてある。見物者の皆は像の方に関心を寄せているようだが、自分は像よりも木製台座に目が釘付けになってしまった。ぶった切った杉の廃板材の形から来る制約と自由に組み合わせたい意志がせめぎあっているかのようで、素晴らしい出来だ。
シール
2011年09月12日 横浜市西区(11日撮影)
横浜美術館の目の前の工事用仮囲いは真っ白のツヤツヤした表面の贅沢な板を使っている。美術館を会場に開催中の横浜トリエンナーレの運営者がそれに目をつけたようで、来場者にシールを提供してペタペタと貼っていけるようになっていた。結構な数のシールが壁面を覆っており、規則性のある部分もあれば、乱調な部分もある。