新年好了。夕方の中華街は人で埋まっていた。白人と中国人観光客がいつもよりも多い印象を受けた。獅子舞が始まると交差点の端から端まで人がぎっしりと詰め掛けて身動きできなくなるほど。そこを強引に流しのタクシーが通ろうとして混乱していた。車両規制するべきだったのでは。黒獅子が太鼓とシンバルに合わせて身を躍らせて、見物の人垣から顔を出し、やがて伸び上がってから、口から祝賀の言葉を書いた赤い垂れ幕を出した。
カンヒザクラ
2007年02月17日 横浜市中区(15日撮影)
カンヒザクラが咲き出したとたんに寒気が入り込んできた。今週前半までのポカポカ陽気も一時お預けになった。県警のビルから根岸線の線路へ伸びる細い道には大通りから海側はカンヒザクラが、反対側はヤエザクラの並木になっている。冬と春の終わりの2つの時期にピンクの花が楽しめる趣向だ。
年獣
2007年02月16日 横浜市中区(12日撮影)
関帝廟の広場に今年も怪物「年獣」の置物が2体登場した。頭に角が1本。内部に電球が仕込んであって、点いたり消えたりしている。大晦日の晩に、地上を荒らしにやってきて、作物や家畜や人を食うという凶暴な伝説の怪物らしい。大晦日の晩に爆竹を鳴らすのは、怪物を追い払うのに効果があるからということらしい。
萬事勝意大吉大利
2007年02月15日 横浜市中区
日本の提灯はスポンサーの名前がでかでかと書かれていることが多いけど、中華街の春節のふっくらした提灯にはめでたい言葉が並ぶ。「萬事勝意大吉大利」等めでたい。
関帝廟の春節提灯
2007年02月14日 横浜市中区(12日撮影)
関帝廟にも春節提灯が灯してある。提灯の大きさと形は媽祖廟のものと同じようだった。頭上に提灯を並べていない代わりに、門だけでなく廟の回りに提灯が吊るしてある。
媽祖廟の春節提灯
2007年02月13日 横浜市中区
媽祖廟の春節提灯。門に大きな丸提灯が2つ下がり、門から廟まで小さな提灯が並んでいる。小さな提灯にはスポンサーの店の名前や、「商売繁盛」といった願いの言葉が書いた短冊がぶらさがっている。
中華街朝陽門
2007年02月12日 横浜市中区
今週末の旧正月を控え、中華街にはお正月イベントのポスターが張り出された。今年の旧正月は日曜日。大晦日からお正月への深夜の迎春イベントは、関帝廟の隣の中華学院の校庭に加えて、媽祖廟でもおこなわれ、2ヶ所で開催される。このまま、週末まで春の陽気が続きますように。