汽車道の手すりに端から端まで、ロウソクを灯した小さなランタンがぶらさがっていた。ランタンの窓に細工がしてあり、色とりどりの光の点が反射するようになっている。元町通りの街角ロウソクといい屋外にロウソクの炎をディスプレイすることができるようになったのは、消防署や警察署の判断が変わったのだろうか。ガス灯も復活したし、横浜の夜を柔らかな炎が彩るのは嬉しい。
みかん
2003年12月20日 横浜市自宅
宮崎日南の山中農園のみかんを母が一箱送ってくれた。日南はみかん栽培が盛んなところ。そのみかん処で、ここ数年、最も旨いという評価を得続けている最高峰のみかんが、この山中農園のみかんなのだそうだ。確かに旨い。緻密な味と歯ざわりの贅沢な果物だ。特に驚くのが後口で、さっぱりとした濃厚な甘味が舌に漂い、さわやかなみかんの香りが余韻のように残る。なんと通信販売をしているサイトを見つけた。
門松とツリー
2003年12月19日 横浜駅東口
クリスマスツリーを隠す門松。今から20年前、安永航一郎「県立地球防衛軍」というギャグ漫画があった。その中に「正月仮面」という怪人が出てくる。頭にミニ門松を乗せ、額から「初詣ビーム」を出して年中を正月にしてしまう、めでたくも迷惑な怪人だった。そいつが「日本人ならクリスマスではなく、正月を祝わんかい!」の決めせりふと共に、横浜駅に初詣ビームをあてたのかもしれない。
ザ・ファミリー
2003年12月18日 横浜市神奈川区(14日撮影)
「ザ・ファミリー」エットレ・ソットサス。高層ビル街の横浜ポートサイドにちりばめられた街角アートの一つ。建築のような現代アートだ。この地区の開発時に世界的な建築家ソットサス氏に設計を打診したが、時期が合わずに代わりにこのモニュメントを立ててもらうことになったという話をどこかで読んだのだが、原典を失念した。
クリスマスツリー状の飾り
2003年12月17日 横浜市みなとみらい21(13日撮影)
ジャックモールの中庭のクリスマスツリー状の飾り。クリスマスの起源はたぶんキリスト生誕を口実に北欧の冬至のお祭りが生き延びたものだろう。それが日本に形だけ入って、訳がわからない行事に変わった。でも、日本にイスラム圏のテロリストがまぎれこむと、日本はやっぱりキリスト教の国だと勘違いし、テロの相手にふさわしいと思い込むかもしれない。
ネットで覆われた樹木
2003年12月16日 横浜市みなとみらい21(13日撮影)
工事がそろそろ終わる高層ビルの周囲に、黒いネットを被せた大きな樹木が植え付けられている。数ヶ月そうやっておいて植えた場所になじんだことになるのか、ネットがはずされる。最近は、新築のときに苗木よりも、大きな樹木を移植することが多いように見える。これは、木の立場になると大変なことで、いろいろと無理がかかることだろう。
引き出し
2003年12月15日 横浜市自宅
本棚に引出しを組み込んでみた。11月の本棚増設の工作で出た端材を使って自作してみた。側板をカットして溝を彫り、薄板をカットして底板としてはめこみ、スチールレールを取り付けただけの簡単なものだ。こんなものでもあると便利。引き出し用のスチールレールは、台湾製が安くて精度が良い。軽いものしか入れない引出しの自作に重宝する。