今週はツツジが咲き始めた。ツツジが綺麗なところで忘れられないのは、京都の蹴上の坂の途中。三条の方から山科に向けて坂を登っていくと、突然、ツツジで埋まった斜面が現れる。あれは見事だった。さて、昨日今日と、桜木町駅近辺では大道芸、パシフィコでは旅フェスがあったが、でかけることならなかった。鶴見エイサーと琉球國祭り太鼓が演舞したそうだ。いきたかった。
虹
2003年04月19日 横浜市自宅
虹だ。それも2重だ。夕方、東の空が急に明るくなり、現れた。数十分間に渡って空にかかっていた。西の空には夕日がゆっくりと沈んでいく。夕日は赤いのに、東の空の虹は、やっぱり七色に分かれている。虹は神が空に書いた吉報の印、アスガルドへかかるビフロストの橋。虹を見るのは、いったい何年ぶりのことだろう。この光画は対角魚眼レンズを使って撮影した。
山笑う
2003年04月18日 鎌倉市円覚寺(17日撮影)
山が笑う。新緑を表すこの言葉が似合う季節になった。カエデやカシの若い緑葉が風に揺らぐと、光が遊んでいるがごとく。ここは都会の喧騒を離れて、人里離れた雰囲気で新緑を眺めてみたい。北鎌倉の円覚寺へ昨日でかけてみた。西方の極楽浄土を向いた円覚寺の境内は、西日の中で新緑を輝かせていた。うぐいすの声が谷間に響き、安らかなひとときがあった。
満月
2003年04月17日 横浜市自宅
今日は満月。大きな月が東の空から登ってきた。春の陽気になって最初の満月だ。古代の人ならば、誘い合わせて花をつけた桜の木の下に集まるのだろう。近代の人ならば新緑のカエデの横に舞台を作り能を催すか、茶室の月の方角の窓を開けて茶会を開くのだろう。桂離宮の月見台では簡素ながら趣向をこらした茶会を開いたのだろう。沖縄の人ならば、毛遊びに興じるのだろう。
チューリップ花壇
2003年04月16日 横浜市反町公園
手前をチューリップが彩り、奥に枝垂れ桜が咲いている。日向のチューリップは既に散りかけているが日陰の花は見頃だ。枝垂桜もまだ満開と言っても良いだろう。ツツジの花もちらほらと咲き始めた。木立にも芽が吹き始めている。春から初夏へと季節が巡りつつある。黄色のチューリップの中に、一本だけ白い花が咲いていてアクセントになっている。
アセビ
2003年04月15日 横浜市白幡緑地(6日撮影)
新緑の桜の木陰アセビ咲く。アセビは馬酔木と書く。当初、猫にマタタビのように、馬がアセビを好んで食むのかと勘違いしていた。そうではなくて、馬が誤って食べてアセビの毒で痺れるのだ。この花はスズランを連想する。そういえば、スズランも猛毒で武装した植物だった。どちらも、しっかりと身を守る手段を確保して、清楚な姿を披露している。
御衣黄桜
2003年04月14日 東京神田(13日撮影)
八重桜が綺麗だ。一重の桜が散った後にゆっくりと咲き続ける。神田須田町の柳森神社の小さな境内を占めるように、ほんのりとした黄色の花の八重桜が咲いていた。御衣黄桜(ぎょいこうさくら)と命名されているようだ。昨日書いた、富士塚と石狸のある神社はここのこと。神田駅よりも秋葉原駅の方が近い。須田町の辺りは、昔の東京や江戸の雰囲気が少しだけだが残っていて好きな所だ。