12月も雨で始まった。雨といっても、傘をささなくて良いぐらいのおしめりである。気温と気圧の低さがこたえる。外を歩くと吐く息が白い。商店街では歳末の福引が始まっていた。昔ながらの手回しの仕掛けが、じゃーっじゃーっと音を立てる。ハイテクの時代だからこそ、運試しはローテクが良いのだ。駅周辺は人の出がすごい。しかも買ったものをぶらさげている人が多い。消費が上向いているようだ。
もみじ
2002年11月30日 鎌倉市源氏山公園
薄暗い化粧(けわい)坂から見上げれば、木々の天蓋の向こうに、もみじ葉が朱色に輝いていた。鎌倉七口の一つ、化粧坂は鎌倉駅から西北方向、扇カ谷の奥にある。名前から想像するような優雅な坂ではない。坂面が湿った幅広の山道だ。山道を登り切って左手の山上広場にもみじ並木があり、名所になっている。日を受けて、朱色に輝き見事だった。
クリスマスリーフ
2002年11月29日 横浜市山手
山手の公園内の洋館にクリスマス・リーフが飾ってあった。針葉樹を豊かに編んで大きなリボンを付けるこのタイプのリーフを横浜では良く見かける。おそらくミッション系スクールで教えているタイプなのだろう。自分には、蔦を巻いてヒイラギの赤い実とトゲトゲ葉を付けたタイプが馴染み深い。クリスマスリーフにはいろんな種類があるのだろう。写真を集めてみるとおもしろいかもしれない。
ダルマ棚
2002年11月28日 川崎大師(24日撮影)
川崎大師の参道はダルマ屋さんが多い。大小のダルマさんが店の中の棚を埋め尽くしている。店の中のダルマさんは、全部白目だ。参道に白目が並ぶと、やっぱり不気味だ。非売品で良いから、店先に黒目を描き入れたダルマさんを置いておけば、随分と雰囲気が和むだろう。ところで、店の奥に鎮座する巨大ダルマは、選挙用なのだろうか?すごい価格だった。
紫の大菊
2002年11月27日 川崎大師(24日撮影)
川崎大師で菊花が並べられていた。品評がされ、等付けがしてあった。1等ともなると、形良く色良く整っている。しかも、一鉢に3本植えがルールで、それらの花が3つ子のように揃っているのには恐れ入る。人々の品種選別と、手間を惜しんだ栽培の執念の産物なのだろう。美しいとは思うが、これみよがしのようで、素敵だとは思ったことは一度もない。
もみじの紅葉
2002年11月26日 横浜市山手通り
もみじが色付いていた。山手の方は、陽射しが良いせいかイチョウが黄色になりきっていない。たぶん、今週末にイタリア山公園から港の見える丘公園まで散歩すると紅葉真っ盛りを味わえるだろう。もみじは今週末から来週にかけてが見頃だろう。鎌倉のもみじも色付いてきたと知人から伺った。横浜にも、もみじの名所は多かろうが、鎌倉で見る方が楽しいかもしれない。
氷川丸の年末電飾
2002年11月25日 横浜市山下公園
氷川丸の電飾が年末バージョンになった。マストに電球のクリスマスツリーがかぶさり、ツリーのてっぺんでベルが振れている。後部デッキから2002の表示が見上げられるようになっていて、こちらは年迎えのカウントダウンパーティー用のものだ。山下公園通りのイチョウ並木は黄色に染まり、秋の終わりを告げていた。今年は暖冬という予報を期待しておこう。