綱島街道の交差点から菊名神社の前まで道路の両側に出店が並んでいた。 やや薄暗い中、 出店の間に傘をさした人が行き交う姿を見ていると、 ある映画の冒頭を思い出した。 その映画との違いは、 ビルが低いこと、 広告飛行船が飛んでいないこと、 傘の柄が光っていないことと、 うどん屋が登場しないことと、 たくさんある。 出店の軒は、 傘なしだと背中が濡れるかどうかの微妙な深さで、 子供は傘なしで射的や金魚すくいにかじりついていた。
白ヒガンバナ
2017年09月15日 横浜市神奈川区
ヒガンバナが花を開きだした。 妙蓮寺からつながる暗渠道に白い花のヒガンバナが華やかに咲いていた。 この白いヒガンバナは、 赤みを帯びていて、 種が実らないことから赤いヒガンバナと同種で花が白い品種なのだろうと思っている。
金魚すくい
2017年09月14日 横浜市神奈川区(10日撮影)
金魚すくいが得意な子は枠をうまく使って金魚を容器へ移していく。 膜をなるべく水に付けないようにするのがコツらしい。 膜が濡れてしまうと、 ちょっとしたことで穴が開いてゲームオーバーになってしまう。
里神楽「八幡山」
2017年09月13日 横浜市神奈川区(10日撮影)
これもまた里神楽「八幡山」の一幕。 神功皇后と武内宿禰の連の舞。 扇子をかざし、 鈴を鳴らして舞い続けていた。 江戸時代後半にできたという江戸里神楽には猿楽の型がそこかしこに見られる。 舞台を円を描くように舞い、 足拍子、 笛と太鼓の小編成の囃子。
里神楽「八幡山」
2017年09月12日 横浜市神奈川区(10日撮影)
六角橋杉山神社の土師流里神楽。 巫女舞の後、 休憩をはさみ、 「八幡山」が始まった。 日本書紀の八幡ヶ浜の陣にて神功皇后と武内宿禰が航海の安全を祈願して弓の舞と連の舞を舞ったとされる故事を題材とする。 鼓と笛の鳴る中、 仮面無言劇が繰り広げられる横で、 弁士が台詞を読み上げてくれる親切仕様であった。
巫女舞
2017年09月11日 横浜市神奈川区(10日撮影)
六角橋杉山神社が近づくと、 横笛と太鼓の音色が聞こえてきた。 舞殿で土師流里神楽の演目の一つ、 巫女舞を奉納していたところだった。 金の冠をかぶった巫女さんが、 扇子を片手に舞っていた。 演奏は太鼓、 横笛、 鼓。 着いたときは演目の終わりが近く、 ひょっとしたら、 扇子だけでなく、 鈴も手にしたのかもしれない。