北寺尾から尾根を越えて獅子ケ谷へ降る途中に横を通る畑の中に立派な八重の桜の木がある。こんもりと丸く茂っている。それが満開になって、まるで巨大な綿菓子が畑に出現したかのようである。これと同一と思われる八重桜は師岡の丘の上の公園横の民家にも立派な木があって、それも同様に咲き誇っている。
菊名桜山公園
2012年04月21日 横浜市港北区
菊名の通称カーボン山の八重桜林の色が日に日に濃くなっており、まだ満開は先だというのに谷越しに眺めると紅色の靄がかかっているかのようである。本日午前中に桜祭りが開催されたようで、公園はいつになく人が多かった。冬物コートを羽織っていても肌寒く感じるあいにくの天気だったが、花見の宴は盛況のようであった。広場では子供が走り回っていた。
ヒメリンゴの花
2012年04月20日 横浜市中区(17日撮影)
中華街のヒメリンゴのツボミがなかなか開かなかったのだが、ようやく白い花で覆われだした。南門シルクロード通りの並木はすべてヒメリンゴである。リンゴの類の常で、若葉と花がワンセットで枝を覆う。花が大きく、若葉と花ビラ両方とも軽快なのが見て楽しい。
ウラシマソウ
2012年04月19日 横浜市鶴見区(15日撮影)
馬場花木園の竹林にウラシマソウがひっそりと長く髭を伸ばしていた。葉の分布からして数株あるはずなのだが、仏炎苞はこれ一つだけだった。馬場には数ヶ所にウラシマソウが育っているけど、寒さのせいか日当たりの悪さのせいなのか、今年目にしたのはまだこの雄性のもの一つだけだ。同じ竹林にはカタクリも生えているが、そちらはすべて咲き終わってて、花が散ってしまっていた。
ミズバショウ
2012年04月18日 横浜市鶴見区(15日撮影)
ミズバショウの花の特徴は白い仏炎苞の凹凸である。花序のデコボコが転写されており、そこが日光の当り具合によって、複雑な表情を見せる。日が雲に隠れたり覗いたりすると、まるで笑っているかのように錯覚する。デコボコはミズバショウには欠かせないようで、いろんな写真を見て回っても、必ず写っている。
馬場のしだれ桜
2012年04月16日 横浜市鶴見区(15日撮影)
馬場花木園の正面入り口をくぐると、八重のしだれ桜が出迎えてくれる。大きく見事なしだれ具合である。淡い優しいピンクの花束が頭上を覆う。これでメジロでも枝にとまっていると絵になるのだが、人がわんさと木の下に集まって綺麗だと見上げたり写真を撮ったりして騒がしいので、小鳥は恐れをなして逃げてしまったのかもしれない。