デパートの化粧品の広告や、実際の売り場を見ていると、落ち着いた単色系のものが売り出し中のようだ。派手なものや、色彩豊かなものは表に出ていない。化粧品や服装は、景気が良いとシックなものが売れ、不景気だと派手なものが売れるという説があった。あれは今でも有効なのだろうか。景気が良いと感じている客層だけを攻める戦略なのだろうか。
ルートビア
2003年09月06日 横浜市自宅
アメリカを代表する、コーラに並ぶ炭酸飲料、ルートビア。甘いノンアルコール飲料だ。その独特な薬のような匂いと味と甘さを酷評する人が多い。さしずめ納豆のような存在だ。A&Wが本家本元で、他に類似品がたくさんある。日本では沖縄の御年寄りに受け入れられており、一缶50円以下で売っている。そんなに安くはないがワールド・ポーターズ・ヨコハマのスーパーでも売っている。
天高く
2003年09月05日 横浜市みなとみらい21
空が高い。空気が澄んでいる。光の透明度が上がっている。抜けるような高い青空に雲が踊る。西の空には富士山が雄姿を誇らしげに見栄を切る。ススキの穂が白く風に揺れている。近所の民家の門を覆うように伸びたゴーヤーにイボイボの実がなっている。今年の夏は夏らしくなかったが、秋は秋らしく過ぎていきそうな予感がする。
料理屋小道
2003年09月04日 横浜駅西口商店街(3日撮影)
昨夜の路地裏の突き当たりを曲がると、この通りに出る。右手手前に和食の割烹、左手中程に朝鮮料理屋、その向かいは中華料理屋。北朝鮮が日本人拉致を認めてもうじき一年。その後、核兵器の保持姿勢を見せて数ヶ月。戦時の笑い話の排アメリカのような排朝鮮運動はおこらず、朝鮮料理屋に何事もないように客が入っていく。我々日本人は少しは丸くなったのかもしれない。
ポップ空間
2003年09月03日 横浜駅西口商店街
暑さは真夏のものだが、日の暮れるのが早くなってきた。星のない空の下をみなとみらい21から横浜駅へ向けて歩き、平沼橋を渡り繁華街に入る。壁に挟まれた裏通りを抜ける途中に、ポップな空間が忽然と現れた。光る床と階段の裏の朱色に照らされた階段下に、ポツと置かれたモニタがグレイ配色系のプロモを流し続ける。仕組まれたような退廃した光景が、いかにもポップだ。
八角
2003年09月02日 横浜市自宅
甘い香りのスパイス、八角。煮込み料理や蒸し料理に使うのはもちろんだが、今回は八角水の話。鍋にお湯をたっぷり沸かし、火を止めてから、八角をばらさずに1個入れておく。そのまま冷めるまで待つと八角水のできあがり。氷を浮かべて飲むと、えもしれぬ良い香りが楽しい。研いだお米を炊飯器に入れて、水の代わりに八角水を入れて焚くと、良い香りの八角ご飯になる。
馬車道入り口
2003年09月01日 横浜市馬車道(8月20日撮影)
居留地の時代に横浜の目抜き通りだったという馬車道。馬車が通らなくなっても、数年前まで横浜でも有名な繁華街として栄えていた。ところが、デパートがなくなり、映画館がなくなり、いつのまにか街の性格がピンぼけになってしまったかのようだ。平日の人通りが少なく路上駐車が目立つ。重厚な建物が並び、ガス灯が並ぶのだが、街の決め手に何かもう一つ必要なのだろう。