山手に古風な電話ボックスが置いてある。その中に骨董品の電話機が飾ってある。自分はこの手の電話機を現役で使っているのを見た最期の世代だろう。1975年頃の山奥で目撃した。当時でも珍品だった。使う前にハンドルをグルグル回して手動発電する。交換台を呼び出して交換嬢に「何番に繋いで欲しい」と口頭で頼む。今や携帯電話全盛期だ。時代と共に電話も随分と変わったものだ。
ふきの花
2002年11月02日 横浜市神奈川区
ふきの花が咲き始めた。木陰にレモン色が目立つ。ときおり薄日がさす中を横浜駅まで散歩した。途中、寄ってみた須崎八幡宮でふきの花が目についた。人気のないひんやりとした空気の中でレモン色の花が冷ややかで、まもなく訪れる冬を強く意識させる。駅東口に着き横浜そごうの前に出ると、もうクリスマスの飾りが吊るしてあった。
噴水の水しぶき
2002年11月01日 横浜市海の見える丘公園(10月23日撮影)
11月は雨で始まった。冷たい晩秋の雨。細い雨。いつ晴れるともわからぬ雨。車が水をはねる音が絶えぬ雨。「寒い寒い」と傘をさす雨。靴先を濡らす雨。足の指の感覚を奪う雨。濡れぬよう歩みを遅める雨。体が温まらない雨。室内に吊るした洗濯物が乾かぬ雨。こんな雨も夕方には上がった。
チャヨテの実
2002年10月31日 横浜市自宅
実家からチャヨテを送ってもらった。チャヨテは宮崎南部の方言で、和名はハヤトウリ。大量に実がなるのでセンナリウリとも呼ばれる。中南米原産で、気候が合っているのか日南では雑草同然に我が物顔で生えている。子供の頃に実が白いのを良く見たが、最近は緑のものが流行っているそうだ。中に扁平な大きな種が1個入っている。豚肉と炒めると良く合う。漬け物にも良い。
横浜駅西口
2002年10月30日 横浜駅西口
横浜駅は7つの路線が入り、バスターミナルを兼ねる。人の歩ける通路が狭いので、いつも人でごったがえしている。駐輪場がないため、回りの歩道は自転車とバイクで溢れかえり歩道が狭くなっている。駅から出て一番便利な場所はタクシーが占拠している。見ているとタクシーの利用率は低い。もっと有効に土地利用ができないのだろうか。
ホトトギスの花
2002年10月29日 横浜市港北区
早朝、公園の横を通ったときに見つけたホトトギスの花。つぼみ、開いた花、花びらが散った後の3点セットだ。根元から順に咲いていくようだ。早朝といっても7時過ぎだ。日の出が遅くなったのだ。西を見ると、昨日から冠雪を擁いた富士が姿を見せている。雪は随分と下まで覆っている。今日は天気が良いし小春日和になると期待していたが、日中の気温は20℃に上がっただけだった。
新宿みやざき館
2002年10月28日 東京都新宿区(26日撮影)
新宿駅のサザンモールに宮崎の物産館がある。自分は日南飫肥生まれなので、ときどき入る。2階の焼酎の品揃えはすごい。自分の知る限りの飫肥の焼酎造所を網羅している。ここには、焼酎以外に日南の物産がほとんど置いてないのが残念だ。自分としては、この季節は漬物で良いから、ぜひチャヨテを置いて欲しい。