野毛山にある成田山不動尊はめでたく飾り付けられている。階段から登っていくと、本堂から太鼓に合わせた読経の声が溢れてきた。来週の19日には、お堂で寄席を催すらしい。このお寺の庶民的で、気さくな雰囲気にはいつ立ち寄ってもホッとする。
杉本寺
2007年05月11日 鎌倉市(10日撮影)
杉本寺は現存する鎌倉で最も古いお寺らしい。平安時代初期の建立とか。鎌倉の中心部から東に離れた場所にある。このお寺の一番のみどころは、山門から長く伸びる鎌倉石の階段だと思う。磨り減った石が時代の流れを感じさせる。
朝比奈の切り通し
2007年05月10日 鎌倉市
久々の平日の休日を鎌倉の遠足で過ごした。途中、朝比奈の切り通しへ入ろうとすると、急に大粒の雨が降り出した。かまわず傘をさして古道へと足を踏み入れる。やがて日が差す中の雨となった。人気のない古道に、ざわざわと風が新緑を揺らす音をバックに雨粒が降り注ぐ。昔の人が、狐の嫁入りを夢想した気分を味わった。すぐに雨が止み、止んだと思った瞬間にウグイスが鳴き出した。峠を越え、大道に抜けると、路面は乾いていた。
桐の花
2007年05月09日 横浜市神奈川区(7日撮影)
桐の木が花を咲かせ香りをふりまいている。この木が植わっている近くの交差点に桐畑と表示されているので、かって桐を栽培していたのかもしれない。今は、本覚寺の石垣の横の小さな花壇に一本植えてあるだけ。4月の終わりから今頃にかけて白紫の大ぶりの花をつける。
保土ヶ谷宿跡
2007年05月08日 横浜市保土ヶ谷区
川崎から横浜にかけて、江戸時代の東海道の道筋がそのまま道路になって利用されている場所が何箇所もある。JR保土ヶ谷駅の近辺もそういう場所の一つで、寂れた商店街になっている。江戸時代の痕跡は、商店街のまんなか辺りに金沢道と交わる辻に立っている石製の道標ぐらいのもので、説明してもらわないとこれがかって賑わっていた東海道の保土ヶ谷宿跡だとは想像できない。