シクラメンの花が目に入りだしたのは冬至の頃からだった。 それより前から咲いていたのだろうが、 気にしてなかったため、 目に入らなかったのだろう。 今日、 咲いているのを見たのは植木鉢やプランター等で、 露地植えで咲いているものには気が付かなかった。 今日は冷え込みが厳しく、 合皮のごわごわした手袋でないと昼間でも寒さを防げなかった。

クリスマスツリーに星飾りが欠かせない。 星は夜空に皆が等しく見ることができる。 ほんの限られた人達以外には、 単なる星に過ぎない。 だから、 厩の赤子は見逃された。 皆が見ている星ではあっても、 神に仕える賢者にだけは星の標に見えた。 その者達は厩を訪ねていき、 赤子の誕生を祝福した。